ホーム › 不動産に関する有益情報 › 物件価格以外にかかるお金の図解
諸費用が見落とされやすいのは、まさにこの「幅の狭さ」のせいです。割合でいえば7〜8%。けれど絶対額は200万円を超えます。物件を探しはじめる前に総額で考えておかないと、資金計画が最後にずれます。
| 物件価格 | 諸費用の目安 | 価格に対する割合 | 支払総額 |
|---|---|---|---|
| 1,000万円 | 約109万円 | 10.9% | 約1,109万円 |
| 2,000万円 | 約176万円 | 8.8% | 約2,176万円 |
| 3,000万円 | 約242万円 | 8.1% | 約3,242万円 |
| 4,000万円 | 約308万円 | 7.7% | 約4,308万円 |
| 5,000万円 | 約375万円 | 7.5% | 約5,375万円 |
上の図でオレンジにした3つ——融資事務手数料・抵当権設定費用・ローン契約書の印紙税——は、住宅ローンを使わなければかからない費用です。合計すると約68万円。
| 3,000万円の物件 | 諸費用 | 内容 |
|---|---|---|
| 現金で購入 | 約174万円 | 仲介手数料・登記・保険・税金など |
| 住宅ローンを利用 (借入2,700万円) | 約242万円 | 上記+ローン関連 約68万円 |
ここまでの金額は、売買と登記とローンに直接かかるものです。実際にはこれに加えて次が必要になります。
この記事の金額の出どころを書いておきます。上の図表の数字は、すべてSonaureの購入諸費用シミュレーションと同じ計算式で出しています。ツールで同じ条件を入れれば、同じ数字になります。
ただし登録免許税は「固定資産税評価額=物件価格の70%」と仮定した概算です。実際の評価額は物件ごとに違い、軽減措置の適用有無でも変わるため、正式な金額は司法書士の見積りでご確認ください。火災保険料も建物の構造・所在地・補償内容で大きく動きます。
住宅ローンを使う中古住宅の購入で、物件価格のおおむね7〜11%が目安です。3,000万円の物件なら約242万円、支払総額は約3,242万円になります。価格が低いほど割合は高くなる傾向があり、1,000万円の物件では約10.9%です。定額でかかる費用(司法書士報酬や火災保険料など)が価格に比例しないためです。なお、この目安に不動産取得税、リフォーム費用、引越し代、家具家電の購入費は含まれていません。
仲介手数料です。3,000万円の物件なら約105.6万円で、諸費用全体の4割強を占めます。宅地建物取引業法にもとづく上限額は「価格×3%+6万円」に消費税を加えた額で、400万円を超える取引にこの速算式が使われます。次に大きいのが住宅ローンの融資事務手数料で、借入額の2.2%という定率型の場合、借入2,700万円で約59.4万円になります。
安くなります。3,000万円の物件を借入2,700万円で購入する場合の諸費用は約242万円ですが、現金購入なら約174万円です。差額の約68万円は、融資事務手数料・抵当権設定費用・ローン契約書の印紙税という、住宅ローンを使うから発生する費用です。とくに融資事務手数料は金融機関によって定率型と定額型があり、定率型なら借入額の2.2%程度、定額型なら3万円から6万円程度と大きく違います。
諸費用分を借入に含められる商品を扱う金融機関もありますが、すべてではありません。含められる場合でも、金利が上乗せされたり、借入額が増えることで審査が厳しくなったりすることがあります。また物件の評価額を超える借入は認められないこともあります。利用の可否と条件は金融機関ごとに異なるため、物件を探しはじめる段階で、取引を予定している金融機関に確認しておくのが確実です。
Sonaureなら、物件価格と借入額を入れるだけで、この記事の内訳をお客様にそのまま渡せる概算書(PDF/Excel)にできます。売却収支・賃貸初期費用・重説必要項目の調査も同じ画面から。
Sonaureの諸費用概算書を見る →※ 本記事は2026年8月時点の法令・税制に基づく一般的な解説です。金額はすべて中古住宅・個人間売買の仲介取引を想定した概算であり、物件の状態、契約条件、金融機関、地域によって実額は変動します。登録免許税は固定資産税評価額を物件価格の70%と仮定した目安であり、実際の評価額および軽減措置の適用により変わります。税額の判定や登記費用の正確な金額については、税理士・司法書士等の専門家にご確認ください。本記事は個別の資金計画の正確性を保証するものではありません。
参考:宅地建物取引業法第46条および国土交通省告示(宅地建物取引業者が受け取ることのできる報酬の額)/国税庁「印紙税額の一覧表」/国税庁「登録免許税の税額表」/国土交通省「不動産取引価格情報」